足裏は刺激をキャッチする重要な感覚器官

整形外科の草分け的な存在である石塚忠雄先生は、足腰の健康に関して多くの本を書かれています。
石塚氏は、足を一つの感覚器官としてとらえています。
立ったり歩いたりするためだけのものではないというのです。

「足裏に感じたすべての刺激は、全部足の裏の神経を通って頭のほうに伝達する」『足と健康』より

足に良い刺激を与えると脳はもちろん、全身に良い刺激が回り、健康が増進されるというわけです。
手足はとても大切です。
特に「足」は重要です。
ものごとが十分であることを「足(た)る」といいます。
満足にも「足」が使われています。
足がいつも良い刺激に満ち、つねにリフレッシュされていると、人間の生命活動がうまくいく。
それがすなわち「足(た)る」ということである、と石塚氏は主張しています。
足をかわいがり、いたわりましょう。